自笑庵:ともやの時おりおりのメッセージ

HP~スペインの大地とその心を描く~澤口友彌の世界でつづったブログ (2003 - 2011 年)

133. インフル余波

教わったことも忘れてしまいそうな3ヶ月間の夏休も終わって、新学年が9月15日頃から始まった。
「手を洗う」ことが最初の行事だった。
スペインではGRIPE A(流感A)と命名されたインフルエンザーの対応策なのだ。
乾燥度の高い地方では、手軽に手の洗える川・泉にも恵まれないので、自然に手洗いの習慣に馴染みが薄くなる。一昔前まではWC後ですら、大多数が手洗いは省略だったし、今でも食事前の手拭・手洗いは、先ず省略と云ってよい。
そんな中で、原因は何であれ、「手洗い習慣」が定着すれば、素晴らしい事だと期待している。
ついでながら、インフル予防の呼びかけとして、
NO BESES,NO DES LA MANO,DI HOLA(キッスも握手も止めて、「今日は・今晩は」と 挨拶だけにしよう)
と云う、スペイン人の基本的生活様式の変革まで踏み込んだ標語すら現れている。
この変革なるや???。