自笑庵:ともやの時おりおりのメッセージ

HP~スペインの大地とその心を描く~澤口友彌の世界でつづったブログ (2003 - 2011 年)

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

121. ローマモザイク その3

発掘途中。土を取り除いた部分にモザイク模様の床面が見える。 壁の残骸は部屋の仕切り。

120. ロマモザイクその 2

邸宅の敷地4400㎡中1400㎡を占める「浴室」の一部。 排水溝に素焼き板を被せる。その上にグル石を並べ、漆喰で練った土で固める。その上にモザイク模様をほどこす。

119. ローマのモザイク

今年の春に初めて公開された1〜2世紀頃のローマモザイクを見学に出掛けた。ローマ時代の将軍(土着した豪族)の邸宅址4400㎡の床面にほぼ完璧に残るモザイク模様だ。 この二枚の写真は、住居部分3300㎡の中心に当たる「謁見の間」に在るモザイク。制作年代は、…

118. 飢餓の思い出

ツバメに出会った帰り、グアダラーマ山脈を越えた。北斜面のヘヤピンを標高1600mほどへ登ってくると、松林の下草は一面のワラビ(成長したシダ)だった。乾燥したスペインでは珍しい眺めだった。春先にはワラビがニョキニョキと伸び出てくる様を想像すると、…

117. ツバメは人間が好き

季節移民の農業労働者をGOLONDRINA(ツバメ)と呼んでいた様に、ヨーロッパのツバメは寒気を逃れ、中央・南アフリカに移動する。太陽の光が長くなり微妙な気圧配置を感じ、生殖腺が刺激され故郷に戻ってくるらしい。我が家の近辺に戻って来る種類は、体全体が…

116. 食い気の意地汚なさ

末期高齢者ともなると、何事にも「待った」が聞かなくなる。 むしょうに「ミダラシ団子」が食べたくなり、蓄えてある和食素材から、団子の粉を探し出し茹で上げる。 中学(旧制県立中学)は飛騨高山だったので、団子はあくまでも(○)、タレは「生タマリ)。こん…

115. 大地の恵み

十年ぶりに懐かしい泉に出会い、感無量!!!。 壁と蛇口は綺麗になっていたが、蛇口から直接水を飲むとき、上下二本の棒で、片手片足を支える。この木の棒は昔のままで、思わず撫ぜ回してしまった。 2000年当時、一枚のタブローを仕上げに通ったのも、ちょうど…

114. 潰れる選手

続行中の全仏オープンほどイライラさせられているカウント表示はない。IBMの表示が一呼吸遅れるからだ・・・。 TV観戦している者には、判定しにくいアウト・セーフが瞬時に表示されてこそ、ゲ−ムにのめり込めるのだ。 おまけに、№1のナダールが敗退し去り、…