2007-01-01から1年間の記事一覧
「今日、日本人の旅行者に街で出会ったよ…!」「何人ぐらい?」「たくさん muchos だ…!」 来西当時は「たくさん」か「すこし」が数量の表現の基本だった。それぞれ形容詞をつけて「ものすごい数」とか「ほんの少し」などもあったが、「何人か」「何頭か」と…
グルメだ美食だといって味にうるさい人が多くなったが、それでは本当の味がわかる人は何人いるだろうか。 こんな単純な疑問を抱いたのは、どうも「かたい食べ物」がいやがれるのか、「やわらかい食品」が強調されているのが目に留まるからだ。硬くても歯でし…
「人の集まっているところ、デモ行進の現場には絶対に近づくな」これが来西して最初に世話になったスペイン人の第一番目の忠告だった。 19世紀中に国が5回も分裂し、20世紀に入って極めつけというべき「2つのスペイン」は、1936年からのフランコ独…
去る3月15日は、フランコ独裁政権が終わり、民主選挙がはじめて行われてから30周年を迎えた記念日だった。 民主化後の歴代首相3名が、もろもろな都合はあっただろうが、よりによって一人も出席しなかった式典に当時の録画を織り交ぜたテレビ番組があっ…