157. 老化は無理
再起不能になったパソコンを買い替え、ホームページの引っ越しをしてもらっている間に、世の中では気になる事柄が数々と起きた。
第一に大卒者の就職難問題。企業も不況風で、名だけが大卒、それ相応の実力もない彼らに大卒規定の給料を支払ってまで採用したくないのは当然と思う。
大学は学問と教養を培う場であって就職の足場ではない。必死の就(職)活(動)でも職が得られないようなレベルの大学はあまり必要がないと思うんだが。
次に地中海沿岸部のEU諸国のこと。共に深刻な経済危機に陥っているが、スペインは中国にかなりの国債を引き受けてもらった。中国商工銀行が首都マドリーに開店し貿易協定も親密になった。観光業・雑貨・繊維はどこまで防衛できるのだろうか?
一方アフリカ北岸では西・中・東部と3個所で暴動が起きた。とくに一連の中近東勢力中、唯一の親米国エジプトは深刻。
シーア派、スンニー派、クルド、テロ組織までも共同戦線に組み入れたイランの行動力も不気味になってきた。
そして極めつけは八百長相撲だった。あれだけ不祥事が続いた角界は国技返上を決定すべきだ。そもそも上位力士に外国人が並ぶような競技は国技の値打ちがないと思う。これを機に従来の相撲は廃止し、学生・社会人相撲だけで好いのではないか。
わずか1カ月あまりにこれだけ気になる事柄が起きた。老人も、そう簡単に老化してはおれないな。