自笑庵:ともやの時おりおりのメッセージ

HP~スペインの大地とその心を描く~澤口友彌の世界でつづったブログ (2003 - 2011 年)&その他

11. つっぱりもほどほどに

パソコンというものはおもしろいことはおもしろいが、0と1だけの世界でまったく融通が利かなくて、わしのような人間にはなかなか扱いにくいものやねー。ひょっとすると意識しなくて知らん間に人間の考える力、洞察力なんかを奪い取っていくんじゃないかなーなんとヒヤヒヤしながら物好きにいじくりまわしておるんやが。

それでもなかなか難しいもので、ただ扱うだけで四苦八苦して十分使いこなせないわけなんやが、こういうものを考え出した人というのはどういう頭をしておるんだろう、とつくづく感心しておる。

人間の能力には新しいものを作り出す能力と、それを使いこなす能力があって、その間には雲泥の差があるということが案外わかっておらん人々が多いのではないかな。例えばスペインなどでは、新しい機械やシステムをどんどん輸入して、それを採用し、十分とは程遠い使い方をしておるのを見ていると歯がゆいというか、もったいない感じがするなー。

それにしても、あたかも自分たちが作り出したような顔をして、鼻をツンと上に突き出してしゃべるのが気に入らんよ。それでもなんか愛嬌があって、わしは好きなんやな、そういう彼らが。これも一杯飲まなきゃ言えんことよ。

ただ、スペイン人の友人が「日本はすばらしい!」と底なしに誉めてくれたことがあった。それはビデオとアニメとゲームボーイのことで、なんのことはない、「これさえあれば、子供はほったらかしておいても静かにしとる…」。そりゃ、ボディ・ビル(スペイン語でCulturismo)が文化(敢えて文化と訳した)の中に入っておる国やからなー。これはちょっと失礼かな。。。まあ、一杯飲んどるんだから許してチョ。