自笑庵:ともやの時おりおりのメッセージ

HP~スペインの大地とその心を描く~澤口友彌の世界でつづったブログ (2003 - 2011 年)&その他

20. 働くとは

今年の春、青年海外協力隊での出先の国でスペイン人の建築家と知り合い結婚した日本の女の子が先日メールをくれた。ちょっと内緒で一部ご紹介。

塩辛の作り方を伝授したあとの話。

ちょっと塩加減が強すぎたようで、第二段を作ったところです。とは言え、塩辛いのは、塩辛茶漬けにしてみました。ランチに1人、ずずずっと音を立てて食してみました。いいものです(笑)

スペイン社会に入り込んで、食べ物をすすりこむという習慣がないのでうどんでもそばでもすすって食べれない苦しさがありありとわかって、実に微笑ましく思ったねー。それと同時に

公立の語学学校に通い始めました! 授業もようやくく始まりました! 3週間ほど先生が見つからない、ということで待たされましたが(笑)スペインらしいです。

なんてことも書いてあったけれど、なんや、スペインはわしが来た27年前と全く変わっておらんなーと笑ってしもうた。わしのときも、講座が開始されたけれども先生が2週間以上来なかったよ。

それにしても、なんか今回はスペイン人の労働の意欲というか無計画性というか、労働の質というものをまたまた考えさせられたような気持ちになったねー。

というのも、この夏はわしに関係した家の周りで3ヶ国の人たちがいろいろと働いてくれてな。スペイン人とエクアドル人とルーマニア人の人たちやった。そこで3現象。スペイン人に不備を指摘するとまったく屁理屈をこねて責任はとらない。エクアドル人に不備を言うと黙ってやり直してくれた。ルーマニア人は、最初スペイン人が見積もったときに1ヶ月以上工期がかかると言ったが、結果的には3週間で仕上げてしまった。こんなのが現状なんやが、なかなか日本人には理解してもらえんやろうなぁ。

ところで○○ちゃん、塩辛第二段がうまくできたら「宿帳」で日本の人に教えてやってよ。逆輸入ってことも流行りやでなー。

追記:さっそく○○ちゃんからメールが入ったのでまたまたご紹介。

言われてみれば、音を立てて食べるというのは開放感があるような気がします。家ではラーメンとかうどんとか日本風の麺類を食べるときは旦那も箸で音も立てて食べてます。でも音を立てること自体、旦那には難しいようです。この違い面白いですね。私達は音を立てないように気を使うのに、彼は音を立てることがうまくできない(笑)