21. コマーシャルぼけ

１日に１回テレビを観ることにしているが、一昨日はスペイン皇太子の婚約発表があって、今日もまだ何かと映像が続いている。好青年の太子には大きく成長してもらいたい。

それにしても明後日の天気予報を観ようと思ってTVのスウィッチを入れたら、通常より早く放映してしまって後の祭りだった。

スペインのテレビは番組の予定放映時間なんてあってないようなもの。５分や１０分は狂うことは普通なんだが、天気予報のために１０分も前からTVの前に座ってばかばかしいCMをみているほど穏やかになれないので時々見逃してしまう。

だいぶ以前の話だが、スペイン人は１年間に丸３３日分のCMを見せられているとか。規則？では３分間以上連続してCMを放映してはならない…となっていると思うんだが実際は１５分前後は気楽に連続放映はしとる。

おまけに放映の実質中身がかたより気味で遊び心では眺めておれない。たとえば先進国の好ましい部分はまず放映しない。スペインで船の沈没や火災・自然災害などがあると現場を放映した後、必ず先進国や中国・韓国などの同種の災害・事故を放映することを忘れない。その上、アフリカなどの開発の遅れた地域の放映は必要以上に丁寧。このパターンは昔からだが特に最近気になる。うちもこんな素晴らしい開発をしたんだが○○国はそれ以上にここまで進んでいるんだ…なんて番組を一度でよいから観せてもらいたいもんだ。

幸いにして英・仏・伊のTV番組が見比べられるので世の中オンチにならなくてすむ。