自笑庵:ともやの時おりおりのメッセージ

HP~スペインの大地とその心を描く~澤口友彌の世界でつづったブログ (2003 - 2011 年)&その他

113. 投票率

今週中に欧州議会の議員選挙がEU連合の加盟国内で実施される。
私は、その投票率に興味を持って待っている。
と云うのは、投票は「ヨーロッパの視点」で判断しなければならない、と云うことだ。例えば、極右・中道右派中道左派・左派
という様にEU域内に存在する共通の勢力より選出することになる。したがって各国に存在する地域会派は意識外の存在となる。
このことは、換言すれば「EU域内の住民が、どの程度、共通した歴史観を持つようになったか」の判定の基礎になりそうだからだ。近くには第一・第二の世界大戦で相互に戦い、自国に都合の好い国民史を展開してきた歴史観をすて、どこまで共通したヨーロッパ史観が樹立されるかが、EUの最終的目標と思うからだ。